1:大腿直筋
前ももの大腿四頭筋の四つの筋頭のうちの1つが大腿直筋です。
この大腿直筋には他の三つの筋頭(外側広筋、内側広筋、中間広筋)とは異なる特徴が有ります。それは
股関節と膝関節をまたぐ複関節筋
であるということです。他の三つは膝関節の伸展動作だけに働く単関節筋であるのに対して、大腿直筋は膝伸展に加え右のような
股関節の屈曲動作
にも働きます。
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2:ハムストリングス
ハムストリングスはの四つの筋頭のうち、大腿二頭筋短頭をのぞく三つが股関節にかかわる複関節筋で、膝伸展だけではなく
股関節の伸展動作
に働きます。その他の働きは
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3:腸腰筋(大腰筋,小腰筋,腸骨筋)
走りに重要な股関節筋では腸腰筋の主な働きは
股関節の屈曲、外旋
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4:殿筋群
股関節の前側の筋肉が腸腰筋なら裏側の筋肉が殿筋群です。三つの殿筋それぞれの主な働きは
- 大殿筋・・・伸展、外旋
- 中殿筋・・・外転、外旋(後部・外転時)、内旋(前部)
- 小殿筋・・・外転、内旋(外転時)
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5:内転筋群
外転、つまり脚を外に開く時に働くのが殿筋に対して、閉じるのに働くのが内転筋群です。
- 長内転筋・・・内転、屈曲(補助)
- 薄筋・・・内転、内旋、屈曲(補助)
- 短内転筋・・・内転、外旋(内転時)
- 大内転筋・・・内転、外旋(内転時)
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6:梨状筋・深層外旋六筋(股関節インナーマッスル)
深層外旋六筋とは骨盤後面の中殿筋小殿筋よりもさらに奥深くに存在するインナーマッスルで、
- 梨状筋
- 上双子筋
- 下双子筋
- 外閉鎖筋
- 内閉鎖筋
- 大腿方形筋
の六つがある。合わせて深層外旋六筋という。その名のとおり六つとも
股関節の外旋
に働きます。
梨状筋
中でも梨状筋は重要な筋肉で、この筋肉が炎症などを起こして腫れると近くを通る座骨神経を圧迫して痛みを発症する梨状筋症候群という障害がある。
腰痛と間違えやすい
ので、この梨状筋の位置を把握しておこう。柔軟性のない腱のような筋肉で、ハムストリングスの柔軟性が弱いとこの筋肉にストレスがかかりやすい。
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