1:古典的タイプ
たぶんこのタイプが最も古く、現在でも多く見られるタイプのプッシュアップバーではないでしょうか?ちがうかな?以前のこのタイプはぐらつきがひどくてすぐメキメキっと不吉な音を発する製品もあり正直良い印象がありません。不安定なので強く握る必要もあり手も痛くなった思い出があります。試してはいませんが現在ではだいぶ改善されているはずです。だからこそ現在でも最も多く見かけるのだと思います。
2:低重心型
古典的タイプのプッシュアップバーに残念な思いをしていた時に現れたのがこのタイプです。いや、こちらの方が先でワタクシが知らなかっただけかもしれません。古典的タイプは組み立て式だったのに対しこのタイプは完成品で、重心が低いデザインになっていてまったくぐらつきもなく、安定感も抜群でした。底面に滑り止めもついているので強く握り込む必要もなく手を軽く乗っける程度で腕立て伏せができました。今でも愛用してます。
3:金属一体型
一本の金属製のパイプをねじ曲げて成形して作られたプッシュアップバーです。金属なのでブチ折れるということはなく丈夫です。不安定というほどではないですが、力の方向が狂うと浮き上がってしまう事もまったくないとは言えませんが、通常は大丈夫です。
4:ローラー式
プッシュアップバーというよりはダンベルベンチプレス的な効果を腕立て伏せの態勢で実現することをねらったのがこの器具です。しかしローラーをスムーズに転がすには腕の力を使ってしまうので大胸筋への効果はほぼないと思います。ローラーの仕組みは無視して通常のプッシュアップバーとしてなら使えます。腹筋ローラーとしても使えないことはありません。
→腹筋ローラー
5:回転式
このタイプのプッシュアップバーが登場したばかりのころ某メーカーさんのを購入したんですが、それがひどい不良品粗悪品でまったくいい印象がなく二度といらないですが、他のメーカーさんのを試したらスムーズに回転して安定している製品もあるにはあります。しかし回転した所でなんか効果あるのかというとないと思います。ダンベルベンチプレスでは大胸筋の肩関節内旋機能を使うやり方がありますが、この回転式プッシュアップバーで同じトレーニングは無理です。工夫すれば何か別の使い道はあるかもしれません。
6:その他各種プッシュアップバー
以下の製品は使用した事はないですが様々なタイプのプッシュアップバーが販売されています。
ポジション固定式タイプ
ボードにあらかじめいろんなポジションに設定してある穴にグリップバーを差し込んで固定して腕立て伏せを行います。差し込む穴の位置が数パターンあるので異なるいくつかの角度で腕立て伏せができます。ボードが動かなければプッシュアップバー自体が動くことは絶対にありません。
不安定回転式タイプ
ここまで紹介してきたプッシュアップバーでは安定感を重視してきましたがこれは逆に不安定さを売りにしているタイプ。商品説明では回転式となっていますが「不安定型」と言った方がいいような気がします。バランスディスクで腕立て伏せというのはワタクシもやるのでこのプッシュアップバーも一度試してみようと思います。
フライマシン再現器具?
プッシュアップバーではないですが、右のようなジムにあるフライマシンの効果を腕立ての体勢で再現できそうな器具。これは興味深い。ぜひ試してみたいけど高い。
7:ダンベルをプッシュアップバーに
固定する事ができれば軽量のクロームダンベルや鉄アレイでもできないことはありません。プレート式のダンベルだと、小径のプレートなら大丈夫ですがプレートが腕に当たってしまう場合があります(→各種ダンベル解説)。
★各種プッシュアップバー★
楽天市場 | Amazon | Yahoo!ショッピング | フィットネスショップ |
結び
プッシュアップバーの歴史をたどってみました。紹介したプッシュアップバー以外にも各種の商品が販売されています。同じでタイプにもカラーバリエーションがあったりするので好みのものを探そう!
では次は、ちまたでうわさの筋トレ都市伝説「手幅のせまい腕立て伏せで大胸筋内側(中央部)をきたえる」についてその真相を解明します。