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四股突き足腰の本当の鍛錬方法とは? - 四股立ちと足腰3

「足腰」とは?「鍛錬」とは?

四股立ちもセイエンチンもよく「足腰の鍛錬」と言われます。しかし"足腰"とはなんでしょうか?足腰の強さという時、具体的にどういう強さを意味して言っているのでしょうか?

1:"足腰の強さ"とは?

四股突き100本を毎日余裕でこなす主将木下君は150キロのバーベルをスクワットで上げる事はできなかった
→これは四股立ちでは何分我慢できようと高重量を担ぎ上げる"足腰"の力=下半身の筋力を鍛える事はできない事を意味します。

四股突き100本は要するに「空気椅子」をやっているのと同じです。結論から言うと、長時間四股立ちを続けるための静的筋持久力を鍛える事しかできません。このような静止した状態で筋肉を収縮させるトレーニングを「アイソメトリックストレーニング」と言いますが、逆に言うと、長時間続けられるほど弱い筋力発揮しかできていないという事です。つまり

100メートルなどの短距離走の全力ペースでマラソンのような長距離を走る事はできない

と同じように、筋力も強い筋力を発揮するほど続けるのが可能な時間は短くなり、バーベルスクワットスクワットのように筋肉を伸び縮みさせるような動的筋力発揮をさせる「コンセントリック・イーセントリック(エキセントリック)トレーニング」では続けられる回数が少なくなります。筋力の向上や筋肉を太くする、そして強い筋力発揮を繰り返す事が可能な筋持久力の向上にはこのような少ない回数しかできないトレーニングを行わないと効果が得られないことがはっきりしており、どれくらいの負荷をかければ効果が上がるかも明確になっています。藤田君は、こうした運動生理学やトレーニング技術の基本を熟知しているのでしょう。主将木下君がしばらく腰をおさえて歩けなくなったのは言うまでもありません。

2:筋トレも"型"

不思議なのは、空手道の指導者の方は、型や基本の指導をする時とにかく正確な形、フォームを重視します。しかし拳立て伏せとかスクワットとか筋トレをさせる時はフォームにはまったく無頓着です。腕立て伏せにしろスクワットにしろ、300回とか回数をたくさんこなせる人にはだいたい共通点があります。それは「筋肉をほとんど使っていない」事です。腕立て伏せなら深く下ろさず肩をちょこちょこ動かしているだけとか。いわゆる"ヒンズースクワット"みたいなやり方も「楽な」フォームです。逆にデタラメなフォームで無理矢理大きく多く動かすような筋トレを続けていると故障の原因となります。腕立て伏せ100回を自慢してた人に正確なフォームでがっちり"本物の"腕立て伏せをさせたら20回もできないなんてことはめずらしくはありません。

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タグ : 股関節 スクワット


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