1:わからない大型トレーニング器具の疑問を解決しよう!
つねづねワタクシ申している通りやはりなんといっても一番のおすすめはジムやクラブへ行く事です(→ジムやクラブの選び方)。しかし「遠いいし」「忙しいし」「マシンの順番待ちが」「変な人が」などなど様々な理由でどうしても無理な場合もあります。で、自宅に器具を、ということにならざるをえないのですが、高い買い物ですから慎重に検討する必要があります。
そこで代表的な大型トレーニング器具の、パワーラック、ハーフラック、プレスベンチ、バーベルシャフト、そして設置スペースのサイズについてポイント・注意点を解説しよう。ただしあくまで参考程度に。
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2:パワーラック
パワーラックのポイント
パワーラック選びのポイントは、なんといってもサイズです。耐荷重ももちろん大事ですが、サイズがあわないとエラい事になってしまいます。
幅
パワーラックを選ぶ理由として、
これ一台でスクワットとベンチプレス、チンニング他数種のトレーニングできる
という点があります。
どちらもバーベルを持つ時のグリップ幅が問題となってきます。上のイラストのように自分のグリップ幅を計測して、できるだけ幅の広いラックを選ぼう。ほとんどの人は1メートルあれば大丈夫だと思いますが、体格の大きい方は注意が必要です。
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高さ
設置予定の場所の天井の高さを確認してください。チンニングもやる場合は頭一つ分以上の余裕が必要です。組み立て時の事も考慮して天井の高さギリギリのサイズは絶対に避けてください。
耐荷重量と本体重量
受け止められる最大重量の目安です。本体、フック部分、チンニングバー部分それぞれ異なりますので商品説明をよく確認しよう。
ラック本体の重量ももちろん重い方が安定性が高いです。
各メーカー比較(数字は支柱の太さ含む)
- BULL-----------------(幅173cm)×奥行170cm×高226.5cm×重量310kg,耐荷重量施設仕様
- TUFFSTUFF-----------------幅130cm×奥行145cm×高213cm×重量99kg,耐荷重量272kg
- POWERTEC-----------------幅127cm×奥行130cm×高208cm×重量97kg,耐荷重量454kg
- ワイルドフィット----------幅118cm×奥行100cm×高203cm×重量51kg,耐荷重量150g
- アイロテック---------------幅115cm×奥行114cm×高210cm×重量90kg,耐荷重量不明
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3:ハーフラック
ハーフゲージとも言いますが、文字通りパワーラックを半分にした感じのラック。しかしハーフとは言うものの、構造上パワーラックよりも頑丈でサイズもハーフだけどだいたいデカいです。しかし見た目カッコ良く最近のスポーツクラブではパワーラックよりもこちらもよくみかけます。
パワーラックとの大きな違いは、パワーラックのように4本の支柱に囲まれた窮屈間がなく、実際の性能はプレスベンチやスクワットラックと全く同じです。支柱の外なのでパワーラックではやりにくかったダンベルベンチプレスやワイドスクワットも一切のストレスなくできます。そこにチンニング等のパワーラック同等のトレーニング機能があるので、このハーフラックこそ最強のトレーニング機器と言えるでしょう!ほしい!
サイズ等の見方はパワーラックと同じです。
- BULL--------------(幅173cm)×奥行150cm×高233cm×重量210kg,耐荷重量施設仕様
- TUFFSTUFF--------------幅203×奥行183×高213cm×重量107kg,耐荷重量207kg
- POWERTEC--------------幅127cm×奥行91cm×高208cm×重量45kg,耐荷重量450kg
- ワイルドフィット--------------幅123×奥行169×高209cm×重量100kg,耐荷重量150kg
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4:プレスベンチ
プレスベンチのポイント
パワーラックと同様グリップ幅がポイントです。グリップ幅がバーベルホルダーの幅より広いかギリギリだと、ベンチプレスの場合はむしろ安価なタイプのプレスベンチのように幅が狭い方が使いやすかったりします(昔はこれしかなかった)。
ただし安定性やトータルな使い勝手としてはセイフティー付きの本格プレスベンチがほしいところです(セイフティーにバーベルを乗せてニーデッドリフトやベントオーバーローなどができる)。パワーラック同様できるだけ幅の広いタイプを選ぼう。
各メーカー比較(幅は支柱の太さ含む)
- ボディーメーカー--------------ホルダー幅131cm (セイフティーの幅も広くラックの高さの微調整も可能)
- TUFFSTUFF------------------ホルダー幅129cm (要確認)
- ファイティングロード------ホルダー幅115cm (セイフティーは別売り)
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5:スペース幅とバーベルシャフト
パワーラックや本格プレスベンチでは必ず2m以上のバーベルシャフトを用意します。そのため設置予定のスペースの幅は、プレートを付け替えたりするための余分のスペースを含めて3mは必要になります。
2m以上のシャフトはジムやクラブにあるのと同様のオリンピックタイプにしよう。特徴は
- グリップ部が回転するので軌道が安定しトレーニング効果が高い
- 強度が強い
- ダンベルシャフトはスクリュー式じゃないのでプレートの脱着が楽
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バーベルホルダーの幅が狭い安価タイプのプレスベンチは、逆にオリンピックバーベルでは長過ぎて不安定です。180センチ以下のバーベルシャフトが無難。
結び
以上の通りやはり「ジム並みのトレーニングを」という基準で選ぶとどうしても高価にならざるをえません。設置場所、予算、トレーニング目的、体格などじっくり考慮して慎重に選ぼう。