1:なぜ内反捻挫にはテーピングが重要か
軽い内反捻挫やある程度回復した状態なら、足首捻挫テーピング応用編のようにハード伸縮テープで固定すれば動いたり軽い練習に復帰もできます。
しかし痛みがひどく立つのもキツい場合などはすぐ非伸縮テープ(ホワイトテープ)で固定し、アイシング(→アイシングについて)をしよう。日常生活でも回復するまではテーピングや専用サポーターでの固定が回復への早道です。
では実際にテーピングをやってみよう!
2:アンダーラップ & アンカー
1:アンダーラップ
使用テープ : アンダーラップ
足首を90度か、足首を底屈させぎりぎり痛くない一歩手前くらいで固定してアンダーラップを巻きます。
2:アンカー
使用テープ :非伸縮テープ(ホワイトテープ)または ソフト伸縮テープ38~50mm
アンダーラップと肌をつないで止めるように巻きます。上部の方はアキレス腱の付け根付近からふくらはぎにかけての部分に二本巻きします。
つづいてスターアップ→ホースシューを巻いていこう!
3:スターアップ & ホースシュー
使用テープ :非伸縮テープ(ホワイトテープ)38~50mm
1:スターアップ
内反を制限するためのメインの固定テーピングです。内反(→右↑上右)の制限ですから親指側から外側に強く引っ張り上げます。ずらしながら3本で固定力を強化します。
2:ホースシュー
底屈(↑上右)を制限するための固定テーピングです。踵からアキレス腱部分のカーブに沿ってうまく巻こう。ポイントは
最初の1本目から3本目になるにつれ甲の中央よりにしていく
こと。
→スターアップとホースシューを交互に巻く方法もあります(バスケットウィーブ)。
★甲の部分を完全にテープで覆わず必ずスペースを残すようにする。もし患部が腫れてきた場合、スペースがあることによって腫れによるテープの圧迫を逃すことができる。
つづいてフィギュアエイト→ヒールロック!
4:フィギュアエイト & ヒールロック
さらに足首内反捻挫テーピング応用編同様のフィギュアエイト、ヒールロックを非伸縮テープ(ホワイトテープ)を行い、固定力を強化します。
★痛みがひどいが試合にも練習にもどうしても参加しなければならない!という場合には、フィギュアエイトとヒールロックだけをハード伸縮テープを使う、という方法でもよい。
仕上げに最初のアンカーの部分に同じようにアンカー止めをして、その上からさらにソフト伸縮テープか、あるいは繰り返し使える伸縮包帯やバンデージなどを全体に巻いてをラッピングしてもよい。
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結び
足首の内反捻挫のテーピング技術は、他の部位にも応用できるテーピングの基本技術が盛り込まれていると言ってもいいくらい基本中の基本です。徹底的にマスターしよう!
では次は足首とも関係のあるアキレス腱とふくらはぎのテーピングについて学ぼう!「つり」と「肉離れ」の違いもわかるぞ!