1:レベルアップ高速アジリティードリル
ここまでのアジリティーでは、方向転換の前に減速→停止してからの加速をトレーニングしてきました。しかしどんな場面でもていねいに減速停止できるとは限りません。停止が必要ない、あるいは停止している場合じゃないスプリント中に急ターン!って場面ももちろんあります。そんな時のための減速なし、停止なしの高速スピードターンのトレーニングをやってみよう!
2:スプリント・アンド・スピードターン
上のように3つのコーンを角度をつけて10m間隔で配置します。はじめは120度ぐらいの角度から。そして真ん中の赤コーンの30から50センチほど外側にスティックラダーもしくはコーンを置きます。
Aからスプリントスタート→赤コーン全速力ターン→Bまで全速で通過
できる限り減速は最小限にとどめ、ターンの時は外側にふくらんでスティックラダーを踏んだり越えたりしないようにターンするのがポイント。
- ★ターンにはクロスステップ(→クロスステップの基本)=左に曲がるときは左足でターンする
つまり左ターンの時は、赤コーンのところで左足が接地するということです。
- ターンの方向へ体をどれくらい傾けるか?
- その時足の向きは?
- 視線は?
- 右膝を左方向へインすると?
クロスステップだけではなく逆足でのステップも試してみよう。逆側の足(左ターンなら右足)でターンすると確かに踏ん張が効いてターンしやすいように感じるが、サイドステップのように踏ん張るには減速が必要なのでロスも大きくなるはずだ。
前ページまでのクイックターンではなくあくまでスプリント中の高速スピードターンがトレーニングの目的だという事を忘れずに!ただし状況の違いや個人差もあると思うので両方トレーニングしてタイムも計ってみよう。
※逆側の足(左ターンなら右足)でターンする場合はスティックラダーは置かずコーンの内側をターンしよう。
加速距離を延ばす、角度を急にするほど難易度が高くなる。
可能な範囲で長く、急角度にレベルアップしていこう!
3:クイックターン→加速スプリント→スピードターン→スプリント
赤コーンのサイドステップの距離を伸ばし、Sコーンを赤側に近づけるほどS点の角度が鋭角になり難易度が上がりますがスピードを落とさず高速ターン!してみよう。
もちろんの前ページようなバックランなどのドリルからの高速ターン、逆にこれを逆さまにして
- 高速ターン→サイドステップ→ラダー
あるいは
- 高速ターン→ラダー→高速ターン
- 高速ターン→高速ターン→高速ターン・・・のようなジグザグスプリント
というようなドリルもOK!!いろいろ変化をつけたり競技特性に合わせたトレーニングを考えてみよう。
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結び
アジリティーのファンクショナルトレーニングドリルで強度が増すほど気をつけたいのが足首や膝、股関節などの怪我です(→足首捻挫テーピング)。ウオーミングアップはもちろんですが、やはり基本のパワーポジションや重心移動、減速停止、片脚でのコントロール、など基本的なボディーコントロール技術を何度でも確認トレーニングしよう。
ではさらに強度アップなトレーニングドリルに挑戦してみよう!