割れた腹筋・・・・だれしもが一度はあこがれたことのある割れた腹筋です。でも腹筋2でもお話しましたが、腹筋の割れていない人類は存在しません。体脂肪で見えないだけなのです。
よく自分の割れた腹筋を見せながら「毎日何100回やってるから」と言ってる人がいます。もちろん毎日何100回できる腹筋の筋持久力と強固な意思はすばらしいと思うし、結果として「割れた腹筋」を手に入れることができればそれでよいと思います。でもそれは腹筋運動そのもののおかげではなく、有酸素運動による脂肪燃焼によって「割れた腹筋が見えてた」のです。
運動するためのエネルギーは大きく分けて糖質と脂肪に分けられますが、どんな運動でも両方が使われます。ちがうのはその割合です。運動強度が高くなるほど糖質エネルギーが使われる割合が増し、運動強度が低いほど脂肪の割合が増えます。つまり何100回もこなせる運動というのは運動強度が低い運動を続けたことによって脂肪が多く使われたということになります。つまり腹筋運動でなくてもよいのです。
もちろん割れた腹筋をさらに目立たせるためには脂肪を落とすだけでなく、腹筋そのものを分厚くする必要があります。それにはやはり他の筋肉同様、強い負荷強度を腹筋にかけるトレーニングが必要です。